SQ8Lは80年代のEnsoniq SQ-80というシンセを再現した無料のシンセプラグインです。2008年で更新が止まり32-bit Windows専用のまま使えなくなっていましたが、2026年10月に有志が64-bit版として復活させました。macOS(Apple Silicon/Intel)・Windows・Linux全部で動きます。費用は0円です。
この記事ではMacへの導入手順を説明します。DAWは GarageBandでもLogicでも、AU/VST3対応なら何でも構いません。
SQ8Lの音の特徴
1音につきデジタル振荡器が3つ、レゾナンス・フィルター、エンベロープ、LFOを搭載しています。ガラスのようなキー音から、温かいパッド、ベースまで作れます。開発チームは元の32-bit版と新エンジンを全ファクトリープログラム(168種×7シナリオ、1チャンネルあたり1.2億サンプル)で比較し、差分ゼロを確認しています。つまり2008年の音がそのまま帰ってきた状態です。
ダウンロード
GitHubのリリースページからOSごとのアーカイブをダウンロードします。Macは SQ8L-macOS-universal.zip(約12MB)です。ダウンロードは無料で、メール登録も不要です。
リリースページ: https://github.com/sq8l-revival/SQ8L/releases
対象ファイル: SQ8L-macOS-universal.zip(v1.0.0-beta.3時点)
Macへのインストール手順
zipを展開すると SQ8L.component、SQ8L.vst3、SQ8L.vst、SQ8L.clap の4つが入っています。使う形式のものだけコピーすれば大丈夫です。GarageBandやLogicならAU(コンポーネント)を使います。
SQ8L.component を ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components へコピー
SQ8L.vst3 を ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3 へコピー(CLAP対応DAWなら SQ8L.clap を ~/Library/Audio/Plug-Ins/CLAP へ)
認識しないとき: quarantineフラグを外す
このプラグインはAppleの公証(notarization)を受けていません。そのためmacOSはダウンロードしたファイルとして扱い、DAWが読み込めないことがあります。ターミナルで次の1行を実行してから、DAWを再起動してください。
xattr -dr com.apple.quarantine ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/SQ8L.component ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/SQ8L.vst3
自分の環境では、この手順の後にApple純正の検証ツール auval で開けることを確認しました(10項目すべてPASS)。手順通りにやれば誰でも認識するはずです。
音色を増やす
SQ-80とESQ-1のSysExパッチ、既存のSQ8Lバンク(.8XL)を読み込めます。80年代の実機音色がネットに落ちているので、無料で音の幅を広げられます。
まとめ
手順は3ステップです。zipを展開する、プラグインを所定のフォルダへコピーする、quarantineを外してDAWを再起動する。これだけで80年代サウンドの本格シンセが0円で使えます。beta版なので今後さらに改善される見込みです。
No comments yet